ゲーミングモニターの応答速度が重要視されている理由

「ゲーミングモニターの応答速度は速い方が良いと聞くけど、その理由がイマイチ分からない。。」

という方も多くいらっしゃるかと思います。

この記事では、以下のゲーミングモニターにおける応答速度の疑問ついて、簡単に紹介できれば。

  • 応答速度の重要性
  • 応答速度とは?
  • 応答速度は何によって違ってくるのか
  • 応答速度1msと5msの違いはハッキリと分かるものなのか

そして最後に、ゲーミングモニター購入時における応答速度の考え方もあわせて紹介していきます。

ゲーモグ

この記事を読んで応答速度の重要性を理解しよう!

ゲーミングモニターにおける応答速度の重要性

「ゲーミングモニターを購入する際には、応答速度が速いものを!」

と、よく言われていますが、理由は2つ。

  • 残像が見えにくくなる
  • モニターにおける遅延の一部だから

応答速度が速いと残像が見えにくくなる

応答速度が速いものを選ぶ最大の理由は、動きの速いゲームで残像が見えにくくなるということです。

普通のモニターでも、RPGやアドベンチャーゲームなどをプレイする分にはさほど気になりません。

しかし、動きの速いFPS・格闘・音楽・レースゲームなどでは、残像が見えやすくなることで、目がなかなか追いつかなくて負けてしまうこともあります。

なので、競技性の高いゲームでは残像をなるべくなくすために、応答速度の速いゲーミングモニターを選ぶべきなのです。

応答速度は遅延の一部

もう1つの理由は、モニターの遅延(=タイムラグ)です。

モニター全体の遅延は、以下の要素で成り立っています。

モニターの遅延=内部遅延+応答速度

ゲーモグ

よく間違った認識をされがちですが、応答速度=遅延ではないよ!

また、“応答速度が速いから遅延が少ない”というわけでは決してないので、注意が必要です。

例えば、2つのモニターの遅延を比較したとき、

①モニターAの遅延:内部遅延3ms+応答速度3ms=6ms

②モニターBの遅延:内部遅延10ms+応答速度2ms=12ms

モニターBの方が応答速度が速いのに、モニター全体の遅延としてはモニターAの方が断然速いということがありえます。

応答速度が速いから低遅延という幻想は捨てましょう。

応答速度とは何なのか

応答速度は、“画面の色が次の色へ移り変わる速度”のことを言います。

電圧の上げ下げで画面の色を変えていくのですが、詳しい原理については説明が難しくなるので、この記事では触れません。

※詳細な原理を知りたい方は が参考になるかと思います。

カタログに載っている応答速度の表記には、2種類あります。

  • 応答速度:5ms ←「黒⇒白⇒黒」までの時間
  • 応答速度(GTG):5ms ←「中間色⇒別の中間色」までの時間

液晶が「黒⇒白⇒黒」に変化する時間

応答速度とだけ記載してあるものは、画面の色を「黒⇒白⇒黒」に変化させたときにかかった時間を指しています。

ですが、この数値はあまり参考になりません。

なぜなら、実際のゲーム画面では、白黒だけのシーンというのは限られているからです。

液晶が「中間色⇒別の中間色」に変化する時間

注目すべきは、GTG、G to G、Gray to Grayなどの記載がある応答速度です。

ある中間色から別の中間色に切り替わる時間の速さを表しています。

応答速度を見るときは、GTGの数値であるかを確認しましょう。

パネルの種類によって応答速度は大きく違ってくる

応答速度はパネルの種類によって特徴があります。

簡単な図式で表すと、以下のようなイメージ。

TNパネル>>>IPSパネルVAパネル

応答速度(GTG)が最も速いのは、TNパネルとなっています。

競技性の高いゲームをプレイする場合には、残像がより少ないTNパネルが適していると言えるでしょう。

応答速度1msと5msで違いは感じられるのか?

「応答速度(GTG):1msと5msの違いって分かるもの?どちらを購入しようか迷う。。」

と、悩みを持つ方に向けて。

遅延という面で言えば、モニターの内部遅延もあわせて比較するべきなので一概には言えませんが、あくまで応答速度だけで比較するならば、1msと5msの違いを感じることはできないかと思います。

とは言え、FPSゲームなどで少しでも有利に立ちたいのであれば、応答速度は速いに越したことはありません。

残像の少なさという観点から見た場合は、どれくらいのリフレッシュレート(Hz)を持つモニターなのかによって大きく違います。

基本的に、リフレッシュレート以下の応答速度であれば残像は出ません。

リフレッシュレート換算時間
60Hz16.67ms
144Hz6.94ms
240Hz4.17ms
  • 60Hz⇒応答速度(GTG):16ms以下
  • 144Hz⇒応答速度(GTG):6ms以下
  • 240Hz⇒応答速度(GTG):4ms以下

60Hzであれば、最近のモニターは16ms以下のスペックなので、5msでも1msでもあまり大きな差は見られないかと思います。

ただし、GTGの数値はあくまで、最速値もしくは平均値です。

最遅値を考慮するのであれば、余裕を持って、より速い応答速度を持つモニターを選びたいところ。

144Hz以上のモニターの場合は、5msと1msでは残像の違いに大きく差が出てくるかと思います。

なので、高リフレッシュレートほど、応答速度の速さも重要です。

ゲーミングモニター購入時における応答速度の考え方

ゲーモグ

残像をなるべく出さないために、できるだけ速い応答速度がGOOD!
  • 60Hz=応答速度(GTG):16ms以下であればOK。余裕を持って5ms欲しい。
  • 144Hz=応答速度(GTG):6ms以下であればOK。余裕を持って1ms欲しい。
  • 244Hz=応答速度(GTG):4ms以下であればOK。余裕を持って1ms欲しい。